マリッジリングに想いをこめて

今回ご紹介するのは、K様とR様からオーダーをいただきお作りしたマリッジリング（結婚指輪）です。

お二人に初めてお会いしたのは、約4年前。

ペアリングをオーダーいただき、その後も指輪のクリーニングなどで何度かご来店くださっていたのですが、昨年ついにエンゲージリングのご注文をいただきました。

昨年10/30のブログでご紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。

そして、今回はマリッジリングです。

お二人からのご希望やアイデアに対して、こちらからもご提案を行い、店頭とメール・お電話でのお打ち合わせを重ねてデザインが決定。

完成したのがこちらのリングです。

女性用リングは、一周にダイヤモンドがあしらわれたフルエタニティリングに。

男性用リングには、ダイヤモンドを一石と、1/2周弱の範囲にテクスチャ加工、その他の部分にツヤ消し加工を施しています。

そして両方のリングに共通するのは、大小6つの台形を組み合わせて1本のリングができているということ。

女性用リングはダイヤモンドの間に平らな部分を斜めに残し、男性用リングは段差で表現しました。

この“台形”が表すのは、富士山。

お二人にとって、大切な場所をイメージしています。

そしてもう一つ。

エンゲージリングにも使用していた、蛍光性を示すダイヤモンドを使いました。

UVライトを当てるとブルーに蛍光するダイヤモンドと、蛍光しないダイヤモンドの組み合わせで、日付などを表しています。

女性用リングはどの方向から見てもキラキラ輝き、重厚感ある仕上がりの男性用リングは見る角度により印象が変わります。

どちらもプラチナでお作りしました。

完成したリングをご覧いただく瞬間は、お客様もそうだと思うのですが、私たちも緊張します。

とても喜んでいただけました。

安堵と喜びの気持ちを、同時に味わえる時間です。

ペアリングから始まり、エンゲージリング、マリッジリングの制作をお任せいただけたこと、本当にうれしく思います。

いつも仲良しで素敵なK様とR様、これからもお二人のお幸せが続くよう、心よりお祈りしております。

このたびは、誠にありがとうございました。