トータル2ctの輝き

本日ご紹介するのは、F様からオーダーをいただきお作りしたエンゲージリング（婚約指輪）です。

F様はこれまでにも別のオーダーリングなどをご依頼くださっているお客様。

今回もお打ち合わせ時にお伺いしたご要望に沿って何通りかのデザイン案をご用意し、その中からお選びくださいました。

最終的に、ダイヤモンドはすべてお持ち込みいただいたものを使用することになりました。

完成したエンゲージリングがこちらです。

センターストーンは1ctオーバーの存在感のあるサイズ。

カラー・クラリティ・カットがすべて高いグレードの、非常に美しいダイヤモンドです。

その周囲には12石のダイヤモンドを取り巻いており、上下の2石は他の10石よりも少しだけ大きいサイズになっています。

石を留める爪を一石置きに外側に配置することで、輪郭が六角形にも見えるデザインに。

また、アームのダイヤモンドを留める爪の本数にも変化をつけています。

そして、裏側もぜひご覧いただきたいのです。

いつも便宜上「下の段」と呼んでいたりもする石枠の底の部分を、今回は六角形にしました。

石枠の仕様などの細かい部分はお任せくださっていて、制作中にいろいろ悩んだ部分です。

通常は石の形に合わせることが多いため、今回も最初は円形で考えていました。

・・のですが、どうにもしっくりこず、最終的には取り巻きの外側に付いている６本の爪を頂点とする六角形になりました。

ご着用時にはあまり分からないかもしれませんが、密かなアクセントとして、個人的に気に入っているデザインのひとつです。

タイトルの通り、合計2カラット以上のダイヤモンドがあしらわれた、とても豪華なエンゲージリングとなりました。

F様、今回も誠にありがとうございました。