先日香港で開催されるHong Kong Jewellery & Gem Fairに行ってきました。
海外で開催される展示会を見に行くのは初めての事でしたがその圧倒的な規模に驚かされました。
同じ会期で大規模な会場2箇所で開催されており、一通り回るだけでも丸2日以上かかりそうです。
こちらは会場のアジアワールド・エキスポ(亜洲国際博覧館)。
空港からエアポートエキスプレスで一駅と便利な場所にあります。
こちらの会場では様々な宝石を始めとしたジュエリー素材のブースが多く出展されていました。
香港ということで中国制作の量産アクセサリー系の出展も豊富で昨今の流行も伺えます。
日本の展示会で目にするものより全体的に色石のサイズが大きいように思います。
とても魅力的な非加熱のゾイサイトを見つけました。
こちらはもう一つの会場である香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター(香港會議展覽中心)。
香港駅から東に2キロほどにあります。
こちらではハイジュエリー、アンティークジュエリー、シルバージュエリーに
工具・設備を扱う企業が多数出展していました。
こちらはCNCで彫り模様を作る機械。
生産設備で特に印象深かったものは複雑なデザインを量産するための機械設備の種類と数。
コンベアでゴム型を流し自動的にワックス原型を量産したり、
ランダムに置かれた細かいパーツにレーザーマーキングを連続して加工するなどの設備は
日本国内の展示会で目にする機会が少ないものでした。
量産のための設備は普段1点制作を行う我々にはあまり馴染みが無いものなのですが、
求められる品質をなるべく早く作るための様々なアプローチはとても興味深いものでした。
国内の展示会で馴染みのある日本からの出展企業のブースが盛況だったのが印象的でした。
質が良く、価格が適正という安心感は国が異なっても同様に求められるものなのかもしれませんね。