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スリランカの旅 Part 4

前回の更新から日が空いてしまいましたが、
いよいよスリランカのレポート4回目。
最終回です!

3回目のレポートでは、
宝石の採掘の様子をご紹介しましたが、
今回は取引の様子を。

宝石の買い付け
普段は日本国内のバイヤーさんから
宝石を仕入れているのですが、
今回は産地での仕入れができるとあって、
とても楽しみにしていました。

スリランカで宝石の買い付け

宝石の売買が行われたのは、
こちらの建物。
事前にいただいていた日程表に
「バンガロー」と表記されていたので、
もっと簡素な場所を想像していたのですが・・
とても素敵な場所でした。
広いお庭には緑がいっぱい。

スリランカで宝石の買い付け

たくさんの宝石ディーラーさんが来てくださり、
和やかな雰囲気で開始。

スリランカで宝石の買い付け

目の前のディーラーさんとの商談が終われば、
次のディーラーさんが登場。
そして、また次。
時々お庭で休憩しながら、
日暮れまで商談は続きました。
終わった頃には頭はぼんやり。
いったいどれだけの宝石をみたのだろう。
気力と体力は消耗しましたが
(←ご飯を食べたら回復しました)、
とても素晴らしい体験でした。

また別の場所では、
研磨前の原石もいろいろと見せていただき、
そちらもいくつか仕入れを。

サファイアの原石

原石といえば・・・
これは移動中に見せていただいた石なのですが、
何だと思いますか?
これ、サファイアなのだそうです!
ジャガイモみたいだけど。
光を当てると、
中のイエロー色が見えました。

スリランカのゴールド
旅の中では、
金製品を扱うお店も訪問しました。

スリランカのゴールド

スリランカでは22金(K22)が主流だそうで、
こちらで扱われていたジュエリーもすべて22金。
投資としての側面もあるため、
金の含有率が高い方が良いとされるのだとか。
また、私たちの感覚ならダイヤを使うであろうと思われる
ボリュームのあるジュエリーにも、
こちらではキュービックジルコニア(人工石)が留まっていたのには、
驚きました。
「贅沢に金を使ったジュエリーなのに
キュービックを留めるなんて」と考えるのは、
それを“身に着けるジュエリー”と捉えるからこその発想なんですね。
“投資”や“財産”にもなり得ると考えると、
その理由にも納得できました。

さて、ジュエリーのお話はここまで。
その他に印象的だったことを、
いくつかご紹介しておこうと思います。

象の孤児院
群れからはぐれたり怪我を負ったりした象を
保護する目的で作られたという
ピンナワラの「象の孤児院」。

象たちが移動する様子や、

水浴びの様子などを見学しました。

これだけたくさんの象を一度に見るのは初めて。
結構な迫力でした。


シギリヤ

スリランカ中部に位置する
世界遺産「シギリヤ」。
その遺跡にある岩山「シギリヤロック」に登りました。

シギリヤロック

遠くにそびえる岩山を見て、
「あれに登るのか・・」とちょっと心配に。

シギリヤロック

岩壁に取付けられた階段は、
心もとない感じ。
高所恐怖症の人は、
ちょっと大変そうでした。

シギリヤロック

頂上にあるのは、王宮跡。
周りは360度ジャングルです。
日差しが強く暑かったのですが、
木陰にいると吹き抜ける風が気持ちよく、
じんわりと達成感が。

この遺跡は5世紀に建造されたものだそうです。
どうやってここまで資材を運んだのだろう、
そもそもどうやって登ってきたのだろう・・と、
とてつもなく大変だったであろう工程に思いを馳せながら、
シギリヤロック登山は無事に終了しました。

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ここまで4回に分けてご紹介してきた
スリランカの旅。
今回で旅のレポートは終了します。

スリランカは、
4回ではとてもご紹介しきれないくらいに、
魅力的な国でした。

他にもいろいろな事があって、
たくさん写真を撮ってきましたので、
ご興味があれば店頭でお気軽にお話を振ってくださいね!
もちろん、「宝石見せて!」も、大歓迎です。

最後に・・・
今回の旅は知り合いの宝石バイヤーさんが企画してくださって実現したものでした。
同行の9人のメンバーと、スリランカのガイドさん、皆様のお陰で素敵な旅になりました。
どうもありがとうございました!!